ヘモグロビン増加のための暑熱トレーニング
編集部より: アマチュアアスリートたちは、暑熱トレーニングが暑い気候のレースに備えるためだけのものではなく、ヘモグロビンを高めてパフォーマンスを向上させるためのものでもあることに気づき始めています。アマチュアのトレイルランナー、ニコライ・アントンセン・セグトナンは、長らく「破られない」と考えられてきたコースレコードを塗り替えるための準備で、まさにそれを実践しました。
彼は暑熱トレーニングの詳細と、前後のデータを快く共有してくれました。この意欲的なセルフコーチのアスリートに、心からの祝福を送ります。

背景と目標
私はノルウェー出身の30歳の医師で、サッカーの経験があります。この1年間、「Syv Søstre(七姉妹)」のコースレコードを破るために、週およそ15時間のランニングを積んできました。
これは7つの峰が連なる山塊で、22kmで累積標高約3,000m。ノルウェーで最も有名な山岳地形の一つです。記録は2015年にクロスカントリースキーヤーのロルフ・エイナル・イェンセンが打ち立てた3時間43分39秒。それ以前は4時間の記録が40年間保持されていました。
9月23日、私は3時間41分06秒で8年間破られなかった記録を更新でき、この上なく幸せでした。医師としてフルタイムで働きながら、トレーニングと回復のあらゆる要素を最適化しようとした結果です。その中には、合計9週間の暑熱トレーニング(週6〜7セッション、1回50分〜2時間、最後の2週間は維持期として週3〜4セッション)が含まれていました。
暑熱トレーニングの結果
ヘモグロビン値
- 13.7 — 暑熱トレーニング開始1週間前
- 13.4 — 暑熱トレーニング5週目
- 15.0 — 7週目(採血時にやや脱水気味だった可能性あり)
- 14.3 — 暑熱トレーニング8週目
体感
最初の4週間は体への負担が徐々に増していきました(インフルエンザで3日寝込んだこともあります)。しかし5週目から楽になり始め、そこからは以前よりはるかに良い感覚を得られました。6〜7週目から、レースに出て暑熱トレーニングを終えた9週目まで、その状態が続きました。
その他の結果
- 10kmレース: 暑熱トレーニング9週間後に34分13秒。暑熱トレーニング前の6月は34分56秒。条件はほぼ同じ。
- 10kmレース開始30分時点のデータ
- 暑熱トレーニング1週間後: 心拍174/深部体温39.03°C/HSI 5.43
- 暑熱トレーニング9週間後: 心拍175/深部体温38.72°C/HSI 0.26
気温・天候・服装(スカイレースでのランニングバックパック追加を除く)は同じ。
- 夜間の最低心拍: 暑熱トレーニング前の約42/40bpmから、最後の数週間は34/35bpmに低下。
- イージーラン時の心拍: 約125から115に低下。最後の数週間は閾値セッションでも同様で、心拍をゾーン3の上部まで上げるのが難しい一方、脚の感覚は極めて良好でした。
- HRV(心拍変動)が上昇し、日中もGarminウォッチ上のストレスレベルを低く保つのがずっと容易になりました。
この記事は本国CORE(greenteg社)のブログを日本語化したものです。
