2025年ツール・ド・フランスでは、全21ステージ中17ステージの勝者がCOREユーザーでした。ワールドツアー10チームが公式採用する深部温度センサーは、もはや一部の先進チームの秘密兵器ではなく、ロードレースの標準装備になりつつあります。
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人体の効率は約20%。ペダルに込める1ワットごとに、約4ワットの熱が体内に生まれます。深部体温が上がりすぎると、体は冷却のために皮膚へ血流を優先的に回すようになり、同じ出力を維持することが難しくなっていきます。ヒルクライム後半の「脚はあるのに踏めない」感覚には、筋疲労やエネルギー消費に加えて、こうした熱の蓄積が関与していることが少なくありません。
よく訓練されたサイクリストが10日間の暑熱順化を行ったところ、タイムトライアルのパフォーマンスは暑熱下で8%、涼しい条件でも6%向上。VO2maxもそれぞれ8%・5%向上しました※1。
エリートサイクリストを対象とした5週間の暑熱トレーニング研究で、ヘモグロビン量の有意な増加が確認されています。血液の酸素運搬能力そのものが上がるということです※2。
高地合宿後に週3回の暑熱セッションを行った群は、高地で得たヘモグロビン増加を全て維持。対照群は71%を失いました。Lidl-Trekがツールに向けて実践した戦略です※3。
Team FDJ United Suezが冬季合宿で実践し、ツアー・ダウンアンダーの緒戦2勝につなげたプロトコルは公開されています。1日おきの暑熱セッションを2.5週間(8〜10回)。屋内でヒートスーツを着用し、5分のウォームアップの後、5分×3本でパワーを上げてヒートゾーン3に到達させ、残りはイージーな一定出力で維持する——強度は低くても、熱刺激は確実に入ります。
維持期は週3〜4回、重ね着でのZ2ライド1時間で十分。暑熱順化スコアを80%以上に3週間保つことが、ヘモグロビン増加の目安です。

Red Bull - BORA - hansgroheはブエルタで、レース前のアイスベスト、レース後の段階的クールダウンを体系化し、深部温度データで管理しています。暑熱順化した選手は灼熱のステージでもヒートゾーン1〜2に留まり、パワーを守れることがデータで確認されています。あなたのレースでも、サイコン(Garmin・Wahoo・Hammerhead等)に深部体温とヒートストレインインデックスをリアルタイム表示し、アタックのタイミングとクーリングの判断に使えます。
ローラー台の暑熱セッションで血漿量とヘモグロビンを積み上げる。「退屈なZ2」が、目的を持った強化練習に変わります。
暑いレースの2〜3週間前から順化ブロックを実施し、最後のセッションはレース3〜5日前に。順化スコアで仕上がりを客観確認。
サイコンで深部体温を監視し、補給・水かけ・ペーシングを数値で判断。ボトルの水を「飲む」か「かける」かも、データが教えてくれます。
COREは深部体温を計測・表示する情報ツール(深部温度センサー)であり、医療機器(体温計)ではありません。熱中症等の予防・診断・治療を目的とするものではなく、これらの効果を保証するものでもありません。トレーニングは体調に合わせて無理なく行い、異変を感じた場合は直ちに中止してください。