Lidl-Trekの最先端体温センサー活用法
COREでパフォーマンスを高める
要求の厳しいプロサイクリングの世界で競争の先を行くには、身体的なトレーニングと戦略だけでは足りません。パフォーマンスを最適化するために最新のテクノロジーを活用する必要があります。Lidl-Trekが用いるそうしたイノベーションの一つが、深部体温をリアルタイムで提供するウェアラブルデバイス、COREセンサーです。Lidl-Trekのチームサポートマネージャー、クーン・デ・コートが、このウェアラブル技術がチームのトレーニングと分析にどう組み込まれているかを語ってくれました。

暑熱トレーニングと適応
COREセンサーは、Lidl-Trekの選手の暑熱トレーニングと順化のプロセスで中心的な役割を果たします。ある意味で暑熱トレーニングは高地トレーニングと比較できます。どちらも血液量を増やすことで競技パフォーマンスを高める方法だからです。管理された暑熱条件に選手を体系的にさらすことで、持久力と効率を改善する生理的適応を引き起こせます。
「COREセンサーがあれば、チームとしてできることがいくつかある。選手にとっては、本質的に暑熱トレーニングを行うためのツールであり、パフォーマンスを高める方法だ。そして暑い条件でのレースに備えるための暑熱適応も可能になる。我々の選手の中には、穏やかな気温に慣れた北欧に住む者もいるが、レースカレンダーの性質上、真夏のオーストラリアや、30°Cを超える中で何時間もサドルに座るツール・ド・フランスやブエルタで走ることになるかもしれない。そうした条件で力を発揮できる体を作るには、暑熱適応が不可欠だ」とデ・コートは説明します。
「センサーが決定的なのは、暑熱トレーニングをしたいなら、非常に特定のゾーンにいなければならないからだ。深部体温だけでは体への熱的負荷を十分に推定できない。皮膚温も重要だ。ヒートストレインインデックスによってCOREは、深部体温と皮膚温を考慮しながら、体が涼しさを保つためにどれだけ働いているかをリアルタイムに示してくれる。COREセンサーは、選手がこのタイプのトレーニングで正しいゾーンにいることを確認する助けになる」

継続的なパフォーマンス分析
Lidl-Trekの多くの選手がCOREセンサーを常用しており、レースやトレーニング中に得られるリアルタイムデータを重視しています。この情報はレース後・練習後の分析にとって非常に価値があり、パフォーマンススタッフが戦略を洗練させ、個々のニーズに合わせてトレーニングプログラムを調整する助けになります。
「選手がCOREセンサーを使うのは、データを見たいから、レース中にすべてを知りたいからだ。レース後や毎回の練習後にすべてを分析できる。どのレース、どの練習でも、あらゆる瞬間の選手の深部体温とヒートストレインインデックスを確認し、今後のクーリング戦略を立てられる」

新しい機材によるイノベーション
トレーニングと順化の枠を超えて、COREセンサーは研究開発、とりわけ新しいタイムトライアルスーツの検討にも組み込まれています。異なる素材が深部体温と皮膚温にどう影響するかを評価することで、エアロダイナミクスを損なうことなく、激しい運動下でも体が最適に機能し続けられる、より効果的で冷却性能を高めたウェアを生み出せる可能性があります。
「新しいタイムトライアルスーツを作る際、深部体温と皮膚温を考慮に入れてきた。今後は、異なる素材や潜在的な冷却素材の影響を研究するために、COREセンサーをもっと使っていく予定だ」
この記事は本国CORE(greenteg社)のブログを日本語化したものです。
