Sweatlabs: プレクーリングは5kmランにどう影響するか?

プレクーリング(運動前の冷却)や競技中の冷却(per-cooling)が、暑熱環境でのスポーツパフォーマンスを高めることは多くの研究で示されてきました。研究「頭部冷却・冷却ベスト・氷摂取のランニングへの比較効果」は、高温多湿の屋外環境で、レクリエーションランナーの5kmタイムトライアルに対する3種類のプレクーリング戦略を比較しました。3手法はいずれも標準的なper-cooling(走行中のクラッシュアイス摂取)を併用し、対照(プレクーリングなし・走行中は温水摂取のみ)と比較されました。

主な知見

研究の方法

中程度に鍛えられた(週3回以上の有酸素運動)活動的な若年男性14名が、4週間にわたり各自4回のランニングタイムトライアル(400mトラックで5km)を実施。各ランナーは全戦略と対照をランダムな順序で経験しました。

条件は湿球黒球温度(WBGT)32〜34°C、相対湿度60%。これは気温にしておよそ40°Cに相当し、運動にとって「非常に高い〜極端」なレベルとされます。

各タイムトライアルの前に20分間のプレクーリングを実施。内訳は次のいずれかです。

対照群のランナーは日陰で20分間座り、体重1kgあたり7.5gまでの温水摂取が許可されました。

タイムトライアル中、3つのプレクーリング群のランナーは5分ごとに100mLのクラッシュアイスを摂取。対照群は同じ量・頻度で温水を飲めました。タイムトライアル中、ランナーは自己ペースで走り、ペースやタイムの外部表示はありませんでした。各ランナーの深部体温は、チェストストラップに装着したCOREセンサーで計測しました。

COREの見解(Hot Take)

今後に向けて

プレクーリングとper-coolingの有効性は多くの変数に左右されます。さまざまな状況での異なるプロトコルの効果を見てみたいところです。COREセンサーの利便性・低コスト・再現性(テスト/再テストの信頼性)は、この種の研究に理想的なツールです。

アスリートやコーチから寄せられた、特に関心の高い問いは次の通りです。

この記事は本国CORE(greenteg社)のSweatlabsシリーズを日本語化したものです。

Train Hot, Race Cool

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